東京都 オミクロン株 最多16人市中感染か 初のクラスターも

東京都内で、オミクロン株に市中感染したとみられる人が新たに16人確認されました。
このうち5人は、職員1人がオミクロン株に感染していることが分かっている東京 千代田区の「東京大神宮」の同僚だということで、都は「都内で初めてのオミクロン株のクラスターにあたる」としています。

東京都は、5日都内で新たに10代から40代までの男女、合わせて17人がオミクロン株に感染していることを確認したと発表しました。

全員、症状が軽いか無症状だということです。

17人のうち16人は海外渡航歴がなく、現時点で感染経路が分かっていないということで、市中感染とみられるということです。

都内で一日に確認されたオミクロン株の市中感染とみられる人数としては、3日の11人を超えて、これまでで最も多くなりました。

16人のうち5人は、職員1人がオミクロン株に感染していることが4日分かった東京 千代田区の「東京大神宮」の同僚だということです。

これで、「東京大神宮」でオミクロン株への感染が確認されたのは6人となり、都は「都内で初めてのオミクロン株のクラスターにあたる」としています。

都によりますと、この6人のほかに5人の同僚が新型コロナウイルスの検査で陽性になっているということです。

また、このほかにも濃厚接触者となっている同僚が40人ほどいるということです。

都の担当者は「都内で新型コロナウイルスの新規感染者が急増しているのは、年末年始にかけて増えたとみられるオミクロン株の市中感染が影響しているのは否めない」と話しています。