ハンドボール男子日本代表選手ら 新型コロナ感染 欧州遠征中止

ヨーロッパに遠征しているハンドボール男子の日本代表の選手とスタッフ合わせて10人が新型コロナウイルスに感染し、代表チームは遠征を中止するとともに、今月18日から始まるアジア選手権の出場を辞退することになりました。

日本ハンドボール協会によりますと、男子の日本代表チームは先月26日、選手20人とスタッフ7人が合宿先のポーランドに出発しました。

しかし、到着後の27日に選手1人に発熱の症状が出たため、新型コロナウイルスのPCR検査を受けたところ、陽性反応を示したということです。

代表チームでは、その後も体調不良の選手が出続けたことから、全員が合わせて2回のPCR検査を受けた結果、選手9人とスタッフ1人の合わせて10人の感染が分かったということです。

感染した選手などの症状は回復傾向だということです。

代表チームは遠征を中止し、検査で陰性だった選手やスタッフの帰国を決めたほか、今月18日から来年の世界選手権の予選を兼ねてサウジアラビアで始まるアジア選手権の出場を辞退することになりました。

協会によりますと、代表チームが日本を出国する前日の25日に受けたPCR検査では全員が陰性だったということです。