栃木県 オミクロン株 帰省の男性の感染確認 県“市中感染か”

栃木県は、先月末に県内に帰省していた20代の男性が、新型コロナウイルスの変異ウイルス「オミクロン株」に感染していることが確認されたと発表しました。男性は海外への渡航歴はなく、県は市中感染とみています。

これは、栃木県の福田知事が臨時の会見を開いて明らかにしたものです。

それによりますと、オミクロン株への感染が確認されたのは、栃木県に帰省していた東京の20代の男性です。

男性は、先月末に帰省した直後にのどの痛みが出て医療機関を受診したところ、新型コロウイルスに感染していることがわかり、ゲノム解析の結果、オミクロン株への感染が確認されたということです。

男性は海外への渡航歴がなく、感染経路はわかっていないということで、県は市中感染とみています。

男性は県内の医療機関に入院していて、症状は軽いということです。

家族のほかに濃厚接触者はいませんが、家族に新型コロナへの感染が確認された人がいるということで、県はオミクロン株への感染の有無を調べています。

福田知事は会見で「帰省直後の発症であり、栃木県内での市中感染は起こっていないと考えているが、オミクロン株などの影響で、第6波では、第5波以上に急激に新規感染者が増加する可能性があり、リスクの高い行動を避けてほしい」と述べました。