年末年始の高速道路交通量 前年比44%増 感染前と比べ1割減少

この年末年始の全国の高速道路の交通量は、新型コロナウイルスの感染拡大などの影響で、大きく減った前の年と比べて44%増えたことが分かりました。
一方、感染拡大前と比べると1割程度少なくなっています。

高速道路各社は先月28日から今月4日までの8日間の、全国の高速道路の主な区間の交通量を公表しました。

それによりますと、1日当たりの交通量は平均3万5200台で、新型コロナウイルスの影響で交通量が大きく減った前の年の2万4500台と比べ、44%増加しました。

一方、新型コロナウイルスの感染拡大前、2年前の年末年始と比べると8%少なくなっています。

また、10キロ以上の渋滞の発生は195回で、前の年の52回から4倍近くと大きく増えたほか、前の年は1回もなかった30キロ以上の渋滞は17回ありました。

1日当たりの交通量は集計した40区間すべてで前の年より増加し、去年4月から5月にかけての大型連休や、8月のお盆の時期よりも増えたということです。

高速道路各社は前の年と比べて年末年始の休日の期間が短く、交通が集中しやすかったことや、新型コロナウイルスの感染拡大の動きが前の年の同じ時期と比べ落ち着いていたことで、帰省の動きが広がったとみています。