愛媛県「オミクロン株」初めて感染確認 帰国の男性

愛媛県は、今治市の40代の男性について、新型コロナの新たな変異ウイルス「オミクロン株」に感染していることが確認されたと発表しました。

県内でオミクロン株の感染が確認されたのは初めてです。

「オミクロン株」への感染が確認されたのは、今治市の40代の男性です。

この男性は、先月30日にフィリピンから帰国し、自宅待機中の検査で陽性が確認され、県が「オミクロン株」に感染している疑いがあるとしてゲノム解析を進めていました。

男性は県内の病院に入院していますが、症状は軽いということです。

県内でオミクロン株の感染が確認されたのは初めてです。

一方、県は松山市で3人、新居浜市で2人、広島県の1人の男女合わせて6人が新たに新型コロナに感染していることが確認されたと発表しました。

このうち4人は「オミクロン株」への感染疑いがあり、県がゲノム解析を進めています。

県内では、3日まで39日間、新型コロナへの感染が確認されていませんでしたが、4日と5日で合わせて9人の感染が確認されています。

県は、いずれの事例も県外由来で「県内での市中感染は確認されていない」としています。

中村知事は「大都市以外の地域でも感染者の増加のペースが早くなってきている。県内でも感染者が急増する可能性があることを前提に対策を進めていきたい」と述べました。