石川県 「オミクロン株」感染初めて確認 帰省の女性

新型コロナウイルスの変異ウイルス、オミクロン株への感染が石川県で初めて確認されました。感染が確認されたのは県外から帰省していた女性で県内で感染した可能性は低いということですが、県は改めて感染防止対策の徹底を呼びかけています。

石川県の谷本知事は5日午後記者会見を開き、県内でオミクロン株への感染が1人確認されたことを明らかにしました。

石川県でオミクロン株への感染が確認されたのは初めてです。

感染が確認されたのは県外に住む20代の女性で、県内に帰省していたところ体調不良を訴え、検査をしたところ新型コロナに感染していることが確認されました。

ウイルスのゲノム解析をした結果、オミクロン株に感染していることが分かったということです。

女性は、オミクロン株の感染がすでに確認されている地域に立ち寄った行動歴があり、石川県は女性が県内で感染した可能性は極めて低いとしています。

女性は現在、県内の医療機関に入院していますが症状は軽く、濃厚接触者になっている6人にPCR検査を実施したところ、1人の陽性が確認され、ゲノム解析を行っています。

谷本知事は「改めて基本的な感染対策を徹底してほしい。今週末から県内の多くの市や町で成人式が開催されるが、去年は成人式の後に多くの感染者が確認された。成人式後の飲食を含め、全ての飲食の機会に手洗いやマスクの着用3密の回避など新しい生活様式をぜひ徹底してほしい」と述べました。