産油国カザフスタンで燃料費高騰 抗議活動で200人以上拘束

中央アジアのカザフスタンで、燃料費が大幅に値上がりしていることに対する大規模な抗議活動が起きていて、これまでに200人以上が拘束され、けが人も出る事態となっています。

カザフスタンでは、ことしに入って自動車などの燃料費が値上がりしていることを受けて抗議活動が起き、4日までに首都ヌルスルタンや最大都市アルマトイなど各地に広がっています。

現地で撮影された映像では、大勢の人が街頭で抗議の声をあげていて、車が燃えている様子や治安当局に拘束されていく人の姿も映し出されています。

内務省の発表によりますと、これまでに200人以上が拘束され、けが人も出ているということです。

ロイター通信は、政府がことしに入り、液化石油ガスに設けられていた上限価格を見直したことが自動車などの燃料費の高騰につながっていると伝えています。

政府は、アルマトイなどに5日から夜間の外出禁止を含む「非常事態宣言」を出して、事態の鎮静化を図っていますが、内閣が総辞職するなど政治の混乱にもつながっています。

産油国のカザフスタンは、豊富な天然資源を背景に経済成長を図ってきましたが、貧富の格差が課題となっていて、一部の国民の間では、政権に対する不満が蓄積していました。