沖縄 石垣島で成人式 出席は陰性確認できた新成人

新型コロナウイルスへの感染が再拡大している沖縄県の石垣島で4日、成人式が行われました。式では事前にPCR検査などを受けて、陰性と確認できた新成人に限って出席が認められました。

石垣市は当初、ことしの成人式について感染拡大を防止するためワクチン接種の証明書の提示を出席の条件としていました。

新型コロナウイルスへの感染が再拡大していることを受け、市は先月28日、出席者に対して事前に陰性と確認できた新成人の出席を認めると伝え、PCR検査を受けるよう促しました。

また、事前に検査を受けられなかった人には会場で抗原検査を実施しました。

式典には合わせて440人の新成人や市の関係者などが出席し、事前に決められた席に間隔を空けて着席したほか、一部のあいさつを省略し時間を短縮するなどの感染対策が取られました。

式典であいさつした新成人の砂川希さんは「ふるさと石垣島に感謝し、いつか島に貢献できる人材になるよう精進していきます」と述べました。

このあと新成人たちみずから、八重山地方の祝いの席で踊られる「鷲ぬ鳥節」を披露しました。

沖縄本島の大学に進んだ女性は「PCR検査を受けることは、互いに不信感を持たずに会うために大事なことだと思います。親の助けを受けずに生きられる自立した大人になりたいです」と話していました。