埼玉県 「オミクロン株」 4人感染確認 3人は市中感染か

埼玉県は4日、県内に住む10歳未満から30代の男女合わせて4人が新型コロナウイルス「オミクロン株」に感染していることが確認されたと発表しました。このうち3人は海外渡航歴がなく、感染経路がわからないことなどから、県は市中感染とみています。

埼玉県によりますと、オミクロン株への感染が新たに確認された4人は、いずれも12月下旬に新型コロナウイルスへの感染が判明し、その後の解析の結果「オミクロン株」に感染していることが確認されたということです。

現在4人は県内の医療機関に入院していて、このうち3人は無症状、1人は発熱などの症状がありますが軽症だということです。

県によりますと、4人のうち10代の女性1人は海外への渡航歴がありますが、ほかの3人は渡航歴はなく、県は市中感染とみています。

3人のうち10歳未満の女の子と10代の男性の2人は同居する家族だということです。

一方、30代の男性は感染経路が分かっていないということです。

大野知事は4日の会見で「オミクロン株の急速な広がりが今後懸念される。少しでも体調が悪いときは医療機関を受診するか、基本的な感染対策を徹底してほしい」と述べました。

これで埼玉県内でオミクロン株への感染が確認されたのは7人になりました。