沖縄 玉城知事「まん延防止等重点措置」適用の要請検討へ

沖縄県の玉城知事は4日、緊急の記者会見を開き、新型コロナウイルスの感染が急拡大していることを踏まえ、政府に対しまん延防止等重点措置の適用を要請することを検討する考えを示しました。

玉城知事は4日午後、新型コロナの感染が急拡大していることを受けて、緊急の記者会見を開きました。

この中で玉城知事は県内の感染状況について「20代から40代の感染者が多く、飲食による感染事例も増加していることを鑑みると、もはや第6波に突入したものと認識している」と述べました。

そのうえで「感染拡大に歯止めがかからなければ、まん延防止等重点措置の要請を含めたさらなる警戒レベルの引き上げや、人の移動や経済活動の制限などの強い措置も想定しなければならない」と述べ、政府に対し、まん延防止等重点措置の適用を要請することを検討する考えを示しました。

県は5日、感染症の専門家会議や経済団体との会議を開いて意見を聞いたうえで6日、対策本部会議を開いて今後の対応を決めることにしています。

また、県は4日対策本部会議を開いて対応を協議し、県内の感染状況を「感染流行期」にあたるレベル2に引き上げることを決めました。

これに伴い新型コロナの影響で落ち込んだ観光需要を回復させるため県が行っている、宿泊プランなどを割引する県民向けのクーポン券の販売を今週7日に停止するということです。

松野官房長官「要請出された場合は速やかに検討する」

沖縄県で新型コロナウイルスの感染が再拡大していることを受けて、松野官房長官は、沖縄県の玉城知事と電話で会談し、ワクチン接種などで必要な支援を行うとともに、県から要請があればまん延防止等重点措置の適用を速やかに検討する考えを伝えました。

松野官房長官と沖縄県の玉城知事の電話会談は、午後3時すぎからおよそ15分間行われました。

この中で松野官房長官はワクチン接種について、県内の在庫も有効活用し、接種していない人への対応を急ぐとともに医療従事者や高齢者への3回目の追加接種の前倒しに取り組むよう求めたうえで、政府として必要な支援を行う考えを伝えました。

また無料検査の利用を促進することや県の医師会や薬剤師会などと連携して飲み薬の準備を進めること、それに、医療提供体制の強化に取り組むよう要請しました。

一方、在日アメリカ軍基地で大規模なクラスターが発生したことなどを踏まえ、アメリカ側に対し感染拡大を防止するための措置を一層徹底するよう求めていく考えを伝えました。

さらに玉城知事から、まん延防止等重点措置の要請を検討する考えを伝えられたのに対し、松野官房長官は「要請が正式に出された場合は速やかに検討する」と応じました。

そして両氏は、政府と沖縄県で密接に連携し、感染拡大の防止に取り組むことで一致しました。