奈良県 「オミクロン株」5人感染確認 “3人は市中感染か”

奈良県は4日、5人が新型コロナの変異ウイルス「オミクロン株」に感染していることが確認されたと発表しました。
このうち3人は感染経路がはっきりしていないということで、奈良県は県内で初めての市中感染とみています。

奈良県は4日、県内外に住む40代から70代の男女5人がオミクロン株に感染していることが確認されたと発表しました。

このうち70代の男性は12月タイから日本に帰国したということで、県内に滞在中に発症し、感染が確認されたということです。

一方、3人は海外への渡航歴がなく、感染経路がわかっていないということで、奈良県は県内で初めての市中感染とみています。

また、残りの1人は感染が確認された人の家族だということです。

5人はいずれも軽症で、すでに3人が県内の病院に入院しているほか、残りの2人も入院調整中だということです。

また5人の濃厚接触者に県内ではこれまでに11人が認定されているということで、県は宿泊療養施設への入所を調整したうえで詳しく検査することにしています。

荒井知事は「オミクロン株は感染力が強いと言われ、日本でも感染拡大が予想される。県民には確実な根拠にもとづいたマスクや換気、消毒などの取り組みを続けてもらいたい」と述べました。