東京都「オミクロン株」新たに25人感染確認 11人は市中感染か

東京都内で3日、新たに25人がオミクロン株に感染していることが確認され、このうち11人は市中感染とみられています。都内で市中感染とみられる感染者は、これまでの2人から13人となり、都の担当者は「年末年始で急激にオミクロン株が拡大している可能性があると考えていて、強い危機感を持って対応していきたい」と話しています。

東京都は3日、都内で新たに10代から80代までの男女、合わせて25人がオミクロン株に感染していることを確認したと発表しました。

都によりますと、このうち11人は海外渡航歴がなく、感染経路がわかっていないということで、都は「市中感染とみられる」としています。

都内で、感染経路がわからず、市中感染とみられるオミクロン株の感染者はこれまで2人でしたが、一気に増えて13人になりました。

また、3日確認された市中感染とみられる11人を除く14人は、アメリカやドイツなど海外から入国した人や入国して感染が確認された人の濃厚接触者だということです。

3日、オミクロン株への感染が確認された25人はいずれも症状がないか軽い症状で、このうち21人がすでに入院していて、残りの4人は入院に向けて調整を行っているということです。

また、25人は、家族などが濃厚接触者となっていて、検査で新型コロナの陽性が確認された人は入院に向けて調整しているということです。

都内でオミクロン株への感染が確認されたのは合わせて47人となりました。

都の担当者は「年末年始で急激にオミクロン株が拡大している可能性があると考えていて、都としても強い危機感を持って対応していきたい。3密の回避など基本的な対策の徹底をお願いしたい」と話しています。