広島県 新たに「オミクロン株」12人感染確認 クラスターも含む

広島県は、新型コロナウイルスに感染していた12人から新たに、変異ウイルス「オミクロン株」が確認されたと3日発表しました。

広島県によりますと、「オミクロン株」への感染が新たに確認されたのは、県内に住む10代未満から50代までの合わせて12人です。

このうち8人は、尾道市の住宅で行われた会食によるクラスターだということです。

感染した12人は全員入院していて1人は無症状で、そのほかの感染者は軽症だということです。

濃厚接触者についても県内のホテルで経過観察を行っているということです。

広島県でオミクロン株への感染が確認された人は合わせて14人となりました。

湯崎知事「一人一人の感染防止対策の徹底が重要」

広島県の湯崎知事は、県内で新型コロナウイルスの感染者数が増え、変異ウイルス「オミクロン株」への感染も新たに12人確認されたことを受けて「今後2週間の間に感染が急拡大する懸念がある」として感染防止対策の徹底を呼びかけました。

広島県の湯崎知事は、3日記者会見を開き、新たに12人が新型コロナウイルスの変異ウイルス「オミクロン株」に感染していることが確認されたと発表しました。

これでオミクロン株の感染確認は県内で14人となりました。

また、県内で新型コロナウイルスへの感染確認が急速に増えていることについて「年末年始にかけて県内の人流や東京・大阪からの流入が非常に多く、感染が拡大している可能性がある。さらに、直近の感染者のうちオミクロン株と疑われる例がおよそ半数を占めていて、今後2週間の間に感染が急拡大する懸念があると考えている」と述べました。

そのうえで、「今週末の3連休や成人式を控えて、一人一人の感染防止対策の徹底が重要となっている」と述べ、マスクの着用や定期的な換気、それに、飲食時にはマスクを外したままの会話を控えるなどの感染防止対策の徹底を呼びかけました。