岡山県内で初「オミクロン株」2人感染確認 県外で感染の可能性

岡山県は3日、新型コロナウイルスの変異ウイルス「オミクロン株」に県内で2人が感染していたことが確認されたと発表しました。岡山県内でのオミクロン株の感染確認は初めてで、県は症状が出た時期などから県外で感染した可能性が高いとみていて「市中感染の可能性は低い」としています。

岡山県によりますと、「オミクロン株」に感染が確認された2人のうち、県内に住む1人は海外渡航歴があり、先月下旬に帰国した際に乗っていた飛行機にオミクロン株の感染者が確認されていたということです。

一方、もう1人は海外渡航歴はないものの、オミクロン株の市中感染が確認された地域に住んでいて、先月下旬、岡山県に帰省した際に発熱し、新型コロナへの感染が確認されたということです。

岡山県内でオミクロン株の感染が確認されたのは初めてです。

県は症状が出た時期などから県外で感染した可能性が高いとみていて、「県内で市中感染が広がっている可能性は低い」としています。

岡山県新型コロナウイルス感染症対策室の國重良樹室長は、3日の記者会見で「オミクロン株の感染者が県内で初めて確認されたが、県民には引き続き3密の回避やマスクの着用、それに手洗いなどの対策を徹底してほしい」と話していました。