東京都 新型コロナ 103人感染確認 100人超は去年の10月8日以来

東京都内の3日の感染確認は、およそ3か月前の去年10月8日以来、100人を超えて103人でした。感染経路が分かっている人のなかでは家庭内感染が最も多く、都の担当者は「感染の増加は去年のクリスマス以降、年末年始で人の移動が増えたことなどが影響していると考えられる」として、基本的な対策の徹底を呼びかけています。

東京都は3日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて103人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

都内で一日に100人を超えるのは、およそ3か月前の去年10月8日以来です。

また3日は、1週間前の月曜日と比べて68人増え、3倍近くになりました。
前の週の同じ曜日を上回るのは17日連続です。

3日までの7日間平均は、75.7人です。
前の週の196.1%で、2倍近くになりました。

3日感染が確認された103人のうち、ワクチンを2回接種していた人は40人でした。

また、103人のうち、およそ72%にあたる74人はいまのところ感染経路がわかっていないということです。
感染経路が分かっている人のうち、最も多いのは「家庭内」で16人でした。

都の担当者は「感染の増加は去年のクリスマス以降、年末年始で人の移動が増えたことなどが影響していると考えられる。家庭内での感染も増えていて、手洗いなど基本的な対策の徹底をお願いしたい」などとと話しています。

一方、都の基準で集計した3日時点の重症の患者は2日と同じ1人でした。

死亡した人の発表はありませんでした。

小池都知事「新しい年もさまざまなコロナ対策を」

東京都の小池知事は、3日夕方、都庁で記者団に対し「きょうの新規陽性者が、3か月ぶりに100名を上回って103名となっている。これまでの陽性者を調べ、合わせて25名がオミクロン株に感染していて、このうち11名が、海外とのリンクがない、いわゆる市中感染と思われる」と述べました。

そのうえで小池知事は「あしたから、いよいよ仕事が始まる。年始のごあいさつ回りもあると思うが、新しい年におけるさまざまなコロナ対策を進めて頂ければと思う」と述べ感染拡大を防ぐため、換気やテレワークなどを積極的に行うよう呼びかけました。