山口県 新型コロナ 新たに56人感染確認

山口県は3日、新たに56人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。これを受けて村岡知事が会見し、「オミクロン株の市中感染が進んでいくことが強く懸念される。早期封じ込めに全力で取り組む」と述べ、マスク着用の徹底などへの協力を呼びかけました。

山口県は3日、新たに56人の新型コロナウイルスへの感染が確認されたと発表し、このうち44人が岩国市に住んでいることを明らかにしました。

感染確認が50人を超えるのは去年9月4日以来で、会見した村岡知事は「オミクロン株の市中感染が進んでいくことが強く懸念される」と述べ、危機感を示しました。

そのうえで、アメリカ軍の基地がある岩国市で感染が広がっていることや、クリスマスシーズンに多くのアメリカ軍関係者が訪れていた飲食店で感染が確認されていることなどから、「感染拡大は米軍関係者が影響している可能性が高いと判断している」と述べました。

県は先月23日から2日までに感染が確認された人のうち53人のスクリーニング検査を終えていて、全員がオミクロン株に感染、もしくは感染している可能性があるということです。

村岡知事は岩国市と行っている臨時のPCR検査を今月10日まで延長することを明らかにしたうえで、「早期封じ込めに全力で取り組む。会食でのマスク着用を徹底してほしい」などと述べ、協力を呼びかけました。