韓国軍 “何者かが南北の軍事境界線を越えて北朝鮮側に”

韓国軍は、何者かが1日夜、南北の軍事境界線を越えて北朝鮮側に入ったと明らかにしました。
おととしには、北朝鮮側の海域に入った韓国の漁業指導船の乗組員が射殺された事件があり、韓国は、この人物の安全を確保するよう北朝鮮に求めました。

韓国軍合同参謀本部は、何者かが1日夜、韓国北東部のカンウォン道(江原道)から北朝鮮側に入ったことを2日、明らかにしました。

軍の関係者によりますと、1日午後9時20分ごろ、南北を隔てる軍事境界線付近に人がいるのを見つけ、確保を試みましたが、この人物は、およそ1時間20分後に境界線を越えたということです。

この人物が、事前に監視所の鉄柵を乗り越える様子を監視カメラが捉えていたものの、見過ごされたということで、軍は対応が不十分だったとしています。

身元など詳しいことはわかっていませんが、韓国人と推定されています。

おととし9月には、北朝鮮側の海域に入った韓国の漁業指導船の乗組員が、海上で射殺される事件が起きたことがあり、韓国は、今回、北朝鮮側に入った人物の安全の確保を求める通知文を北朝鮮に送ったということです。

これまでのところ、安否は確認されていませんが、北朝鮮軍による特異な動向もないということで、韓国軍は状況を注視しています。