四国初「オミクロン株」高知県で感染確認 帰省中の1人

高知県は、香美市に帰省していた20代の女性が新型コロナの新たな変異ウイルス「オミクロン株」に感染していることが確認されたと発表しました。
四国でオミクロン株の感染者が確認されたのは初めてです。

「オミクロン株」に感染していることが確認されたのは、中国地方から香美市に帰省していた20代の女性です。

高知県によりますと、女性は、12月30日に新型コロナウイルスに感染していることが分かり、ゲノム解析の結果、オミクロン株が確認されたということです。

四国でオミクロン株の感染者が確認されたのは初めてです。

女性の濃厚接触者にあたる家族や親類などの6人はこれまでの検査でいずれも陰性だったということです。

女性に海外渡航歴はなく、感染経路は分かっていないということですが、県は症状が出た時期などから県外で感染した可能性が高いとしていて、「県内でオミクロン株の感染が広がっているとは考えていない」としています。

一方、県は、無症状の人を対象にした無料のPCR検査センターを4日から8日まで高知市仁井田にある高知新港客船ターミナルに開設することを決めました。

高知県は「無症状でも不安のある人は検査を受けてほしい。引き続き、マスクの着用や消毒など基本的な感染対策を徹底してもらいたい」と話していました。