スキージャンプ女子W杯 高梨沙羅が今季初優勝 通算61勝に

スキージャンプ女子ワールドカップ個人の第9戦が1日にスロベニアで行われ、日本のエース高梨沙羅選手が今シーズン初めて優勝しました。高梨選手は、みずからが持つ男女を通じた通算勝利記録を「61」勝としました。

スキージャンプ女子のワールドカップでは、今シーズンから去年12月31日と1日の2日間にわたって、新たに設けられた「ジルベスター・ツアー」が行われていて、ワールドカップの総合成績とは別に2試合の成績で優勝者が決まります。

1日にスロベニアで開催された個人の第9戦は、新たなツアーの最終戦も兼ねてヒルサイズ94mのノーマルヒルで行われ、日本勢は、エースの高梨選手をはじめ5人が出場しました。

今シーズンまだ表彰台に立てていない高梨選手は、向かい風の中で迎えた1回目にヒルサイズを超える95mをマークし、2位に3ポイントの差をつけてトップに立ちました。

2回目は不利な追い風でしたが89mを飛び、合計266.8として今シーズン初めて優勝しました。

これで、みずからが持つ男女を通じた通算勝利記録を「61」勝としました。

また、高梨選手は通算110回目の表彰台でみずからの男女を通じた歴代最多記録も更新しました。

このほか日本勢は、勢藤優花選手が9位、岩渕香里選手が27位、岩佐明香選手が30位でした。

一方、伊藤有希選手は、上位30人で争う2回目には進めませんでした。

そして、新たに設けられたツアーを制したのは、オーストリアのマリタ・クラマー選手で高梨選手は3位でした。

高梨選手「いい条件にも恵まれた」

今シーズン初優勝の高梨沙羅選手は「前日の大会も内容をよくまとめられて、きょうもいい内容のジャンプを2本そろえることができた。いい条件にも恵まれたと思う」と振り返りました。

開幕まで1か月余りと迫った北京オリンピックに向けては、「空中からテレマーク姿勢までがまだ完全とは言えないし、着地でテレマークもなかなか入れることができていない。残り1か月でできるかぎりのことを尽くして頑張っていきたい」と話していました。