千葉県 オミクロン株 2人感染確認 県内初の市中感染か

千葉県は1日、20代の女性2人が新型コロナの変異ウイルスオミクロン株に感染していることが確認されたと発表しました。2人とも海外滞在歴などがなく市中感染とみられるとしていて、市中感染の可能性があるオミクロン株の事例は千葉県内で初めてです。

オミクロン株への感染が確認されたのは、千葉県内に住む20代の女性2人です。

先月末に新型コロナへの感染が確認され、いずれも軽症で現在、県内の医療機関に入院していて、ゲノム解析の結果、オミクロン株と確認されました。

このうち1人はワクチンを2回接種していて、もう1人はワクチンの接種歴がないということです。

この2人について、県はこれまでにオミクロン株の感染者との接触が確認できておらず、海外滞在歴もないことから、市中感染とみられるとしています。

千葉県内で確認されたオミクロン株の感染者はこれで5人となり、市中感染の可能性がある事例は初めてです。

県は感染状況のレベルを1から2に移行し、病床数をおよそ500床増やして1464床確保することにしています。

熊谷知事は「オミクロン株は非常に速い速度で感染拡大が生じるおそれがあり、予断を許さない状況だ。県民や事業者には引き続き基本的な感染防止対策の徹底をお願いしたい」とするコメントを出しました。