在日米軍 全基地対象 日本入国24時間以内に兵士らの検査実施へ

新型コロナウイルス対策をめぐり、在日アメリカ軍は、日本国内のすべての基地に所属する兵士らが入国後、24時間以内の検査を実施することを決めました。
これで日本の水際対策とおおむね沿う形になりました。

在日アメリカ軍をめぐっては、沖縄の海兵隊基地キャンプハンセンで、新型コロナの感染が広がったのをきっかけに、日本国内のすべての基地で、所属する兵士の出入国時の検査が徹底されていなかったことが明らかになり、外務省が、日本の水際措置と整合性がとれるよう改善を求めていました。

外務省によりますと、アメリカ側から30日以降すべての在日アメリカ軍の基地に所属する兵士らを対象に、日本に入国後24時間以内に検査を実施することを決めたと通知があったということです。

在日アメリカ軍は、ことし9月以降、日本に向けた出国時と入国直後の検査は行っておらず、入国後5日目以降の検査しか行っていませんでしたが、沖縄の基地での感染拡大後、出国前の検査を始めたほか、今回、入国後24時間以内の検査の実施も決めたことで、現在の日本の水際対策におおむね沿う形になりました。

外務省は、アメリカ側に感染対策のさらなる徹底を求めていくとともに、基地周辺の住民の不安解消に向けて、日米間の連携を一層強化していきたいとしています。