山形市 オミクロン株 1人感染確認 東北で初めての市中感染か

山形市は、新型コロナウイルスに感染していた1人から「オミクロン株」が確認されたと31日発表しました。発症前の2週間以内に海外渡航や県外への移動はなく詳しい感染経路は不明だということで、市中感染の可能性を否定できないとしています。
市中感染の可能性がある「オミクロン株」の事例は東北で初めてです。

山形市によりますと「オミクロン株」への感染が確認されたのは、市内に住む新型コロナウイルスの患者です。

この患者は今月下旬に発症し、PCR検査で新型ウイルスの陽性が確認されたため県内の医療機関に入院していて、ゲノム解析の結果、31日朝「オミクロン株」への感染が確認されたということです。

2回のワクチン接種を済ませており、症状は軽症だということです。

発症前の2週間以内に海外渡航や県外への移動はなく、詳しい感染経路は不明だということで、市は市中感染の可能性を否定できないとしています。

「オミクロン株」への感染確認は山形県内ではこれが初めてで、市中感染の可能性がある「オミクロン株」の事例は東北で初めてです。

市によりますと、濃厚接触者などおよそ130人を検査した結果、いずれも陰性だったということです。

しかし、市中感染の可能性が否定できず、さらなる感染拡大が懸念されることから、市は、不織布マスクの正しい着用や手指の消毒など基本的な感染防止対策を徹底してほしいと呼びかけています。