大阪 ビル放火事件 谷本盛雄容疑者が死亡 動機の解明困難に

大阪 北区のビルに入るクリニックが放火され、25人が死亡した事件で、重篤な状態となっていた谷本盛雄容疑者(61)が30日夜、入院先の病院で死亡しました。本人から話を聞くことができなくなり、動機の解明は困難な状況となりました。

今月17日、大阪 北区曽根崎新地のビルの4階にある心療内科のクリニックが放火された事件では、巻き込まれた25人が死亡、1人が重体になっていて、警察はクリニックに通院していた谷本盛雄容疑者(61)を殺人と放火の疑いで捜査しています。

谷本容疑者も重い一酸化炭素中毒で重篤な状態となり、病院で治療を受けていましたが、捜査関係者によりますと、30日午後7時ごろ死亡したということです。

容疑者は事前に購入したガソリンを現場にまいて火をつけ多くの人を巻き込んだとみられ、関係先の住宅からは過去の放火事件の新聞記事や「放火殺人」と書かれた手書きのメモが見つかっていました。

事前に計画したうえで、強い殺意を持って事件を起こしたとみられていますが、これまでの警察の捜査で容疑者とクリニックの間に事件につながるようなトラブルは見つかっていないということです。

警察は事件前の行動など、周辺の捜査を通じて、事件に至ったいきさつを調べていますが、容疑者本人から話を聞くことはできなくなり、動機の解明は困難な状況となりました。