和歌山県 英国から一時帰国の女性 オミクロン株感染確認

和歌山県は関西空港の検疫所で新型コロナウイルスへの感染が確認され、県内の医療機関に入院している女性について「オミクロン株」に感染していることが確認されたと発表しました。

和歌山県によりますと、オミクロン株への感染が確認されたのは、イギリスに在住し12月21日に一時帰国した30代の女性です。

女性は県内に住む親族に会うために帰国し、関西空港の検疫所で検査を受けたところ、今月24日に陽性が確認されました。

検疫所が行ったPCR検査ではデルタ株が持つ変異が検出されなかったため、ゲノム解析を行ったところ、29日に「オミクロン株」と確認されました。

女性は県内の医療機関に入院して治療を受けていますが、症状は安定しているということです。

女性と同じ飛行機を利用した乗客の中にオミクロン株の感染者がいたということで、和歌山県は県内での市中感染はないとしています。

また、感染が確認されたのが空港の検疫所での検査であることから、県内の感染確認の数には加えていないということです。