兵庫県 オミクロン株 3人感染確認「市中感染とみられる」

兵庫県は県内に住む20代から60代までの女性3人が新型コロナの変異ウイルス「オミクロン株」に感染していることが確認されたと発表しました。

オミクロン株への感染の確認は県内では初めてで、3人に海外渡航歴はなく、県は「市中感染とみられる」としています。

オミクロン株への感染が確認されたのは、兵庫県内に住む20代と30代、それに60代の女性で、いずれも今月下旬に新型コロナへの感染が確認され、県で詳しく調べたところ「オミクロン株」への感染がわかったということです。

3人とも2回のワクチン接種を行っていて、いずれも軽症または無症状で、国の方針に従って入院しているということです。

60代の女性は30代の女性の濃厚接触者で、ほかに7人いた濃厚接触者は全員が陰性だったということです。

兵庫県内でオミクロン株への感染が確認されたのは初めてで、3人とも海外渡航歴はないほか感染経路はわかっておらず、県は市中感染とみられるとしています。

兵庫県は現在、県内86か所で行っている新型コロナの無料検査を350か所に拡大するほか、3回目ワクチンの大規模接種の予定を1週間ほど前倒しするなどして、感染の拡大を食い止めたいとしています。

兵庫県の斎藤知事は会見で「人が集まる年末年始の時期だが、混雑や密をさけるとともに、発熱などがある場合、帰省の自粛などをお願いしたい」などと述べ、改めて基本的な対策を徹底するよう呼びかけました。