北朝鮮 党中央委員会総会で予算案を検討 経済立て直しも議論か

北朝鮮では新型コロナウイルス対策の国境封鎖などで経済が打撃を受ける中、北朝鮮メディアは朝鮮労働党の重要政策を決める中央委員会総会で、来年の国家予算案が検討されたと伝えました。
経済の立て直しについても議論されたものとみられています。

北朝鮮は新型コロナの感染対策として2年近く国境を封鎖し、感染者は1人もいないとする一方、最大の貿易相手である中国との貿易総額はことし、激減するなど、経済が打撃を受けています。

こうした中、30日付けの朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は党の重要政策を決定する中央委員会総会の3日目が29日に開催され、来年の国家予算案について検討したと伝えました。

詳しい内容は明らかになっていませんが、経済担当の幹部が出席していることから経済の立て直しについても議論したものとみられます。

韓国統一省の関係者は「徹底した防疫態勢の維持か、経済と両立できる方向性を示すのかを注視している」と指摘するなど厳格な感染対策を続ける北朝鮮が経済との両立にかじを切るのか関心が集まっています。

一方、北朝鮮では30日、キム総書記(金正恩)が軍の最高司令官に就任してから10年となりました。

「労働新聞」は2面に掲載した社説で「世界的な軍事強国に急激に浮上した」などとキム総書記の実績を強調しています。