帰省ラッシュ きょうがピーク 去年より混雑

年末年始をふるさとや行楽地で過ごす人たちの帰省ラッシュは29日がピークで、新幹線、空の便ともに例年ほどの混雑ではないものの、新型コロナウイルスの影響で利用者数が大きく落ち込んだ去年と比べると、混雑しました。

JR各社によりますと、新幹線の下りの自由席の乗車率は、東海道新幹線は「のぞみ」の一部で100%を超え、最大で140%に達したほか、東北・山形新幹線や上越新幹線、北陸新幹線でも、午後はほとんどの列車で100%を超えました。

東海道新幹線の下りは、30日は午前中の一部の列車を除いて空席があるということです。

航空各社によりますと、国内の空の便も29日は羽田や大阪から各地に向かう便が終日ほぼ満席となり、30日も29日と同じぐらいの混雑が続く見込みだということです。

高速道路は一部で渋滞が起きていて、日本道路交通情報センターによりますと、午後6時現在、東名高速道路の上り線が神奈川県の秦野中井インターチェンジ付近を先頭に26キロ、新名神高速道路の下り線が滋賀県の草津田上インターチェンジ付近を先頭に21キロの渋滞となっています。

東名高速道路では30日も、一部の区間で20キロ程度の渋滞が予想されています。

JR東京駅 新幹線ホームに長い列

JR東京駅の新幹線ホームは、午前中からふるさとや行楽地に向かう家族連れなどで混雑し、大きなスーツケースやお土産などを持った人たちが長い列を作っていました。

娘と一緒に大分県の別府温泉を旅行したあと夫の実家がある福岡県久留米市に向かうという千葉県の女性は、「コロナの影響もあったので帰省は5年ぶりです。せっかくなのでそれにあわせてこれまでできなかった旅行も計画しました。オミクロン株の感染拡大は心配ですが、しっかり対策をとって過ごしたいです」と話していました。

3人の子どもと一緒に祖母が暮らす大阪で年末年始を過ごす予定だという埼玉県の男性は、「前回、祖母の家に行ったのが4年前で、2歳の一番下の子を見せられていなかったので、ようやく会わせることができてうれしいです」と話していました。

また、家族で大阪に旅行に行くという埼玉県の7歳の男の子は「これまではコロナの影響で旅行に行けなかったので、久しぶりに行くことができてうれしい。テーマパークで遊ぶのが楽しみです」と話し、40代の母親は「1泊の旅行になりますが、その間はマスクをしっかりつけるなど感染対策を十分とって楽しみたいと思います」と話していました。

羽田空港も混雑 航空各社“マスク着用など感染防止対策徹底を”

羽田空港は朝早くから、家族連れや旅行客などで混雑しています。

妻と、10歳と4歳の2人の子どもと一緒に北九州市の実家に帰省するという男性は「里帰りは2年ぶりです。新型コロナのことを考えると迷いましたが、育ち盛りの子どもたちを両親に見せてあげたいので帰ることにしました。できるだけ移動は控え、家の中や近所の公園で遊ぶなどして過ごそうと思います」と話していました。

同僚と2人で九州を旅行するという40代の女性は「感染拡大の影響で旅を控えていたので、旅行は2年ぶりです。温泉に入っておいしいもの食べて、ゆっくりしたいです。レンタカーで移動し、マスクの着用や手洗いなど感染防止対策はしっかりとりたいです」と話していました。

また、羽田空港に設けられているPCR検査や抗原検査を受けられる施設には、飛行機に乗る前に検査を受けようと予約した人たちの列ができていました。

青森市の実家で年末年始を過ごすという40代の女性は「オミクロン株の感染が広がっているので予約をキャンセルすることも考えましたが、検査で陰性を確認した上で2年ぶりに帰省することにしました。なるべく出歩かず、こまめに消毒して感染リスクを減らしたいです」と話していました。

航空各社は利用者に対し、マスクを着用して混雑時には十分な距離を取って並ぶなど、感染防止対策を徹底するよう呼びかけています。