コンピューターウイルス「エモテット」再活動 メールに注意を

世界中で猛威をふるい、ことし1月に制圧されたコンピューターウイルス、「エモテット」の活動が再開しているとして、メールのやり取りが増える年末年始を迎え、情報セキュリティーの専門機関が注意を呼びかけています。

エモテットはここ数年、世界中で猛威を振るったコンピューターウイルスで、ことし1月、国際機関の摘発などによって制圧が宣言されましたが、情報処理推進機構=IPAによりますと、先月から活動再開が確認されたということです。

エモテットは、メールの添付ファイルを開くなどして感染すると、その端末の情報を盗んで、実際にやり取りしたメールをよそおい、取引先や知人にメールを送りつけ、次々と感染を広げていきます。

IPAには、今月に入ってから、「取引先からのように見えるメールを受信し、ファイルを開いてしまった」など、エモテットに関する相談が複数寄せられているということです。

IPAは取引先や知人からのメールであっても、不審なファイルやURLはすぐにクリックせずに、差出人に直接確認することを徹底するなど、注意を呼びかけています。

IPAの中島尚樹主幹は「年末の忙しい時期や年明けの仕事始めでメールがたまっているときでも一つ一つ注意深く、本物かどうか確認してほしい」と話しています。