岸田首相 オミクロン株 年末年始の感染注視 先手先手で対応を

オミクロン株への対応をめぐり岸田総理大臣は、山際新型コロナ対策担当大臣や後藤厚生労働大臣ら関係閣僚と会談し、人の移動が多くなる年末年始の感染状況を注視し、先手先手で対応するよう指示しました。

新型コロナの新たな変異ウイルス、オミクロン株をめぐっては、東北地方で初めて感染が確認されるなど、各地で感染者が相次いでいます。

こうした中、岸田総理大臣はきょう総理大臣官邸で、山際新型コロナ対策担当大臣や後藤厚生労働大臣ら関係閣僚とおよそ30分間、会談しました。

この中で、岸田総理大臣は、厚生労働省の専門家会合の脇田隆字座長らからオミクロン株の感染力の高さを考慮し、対応策の強化や重点化を図るべきだという提案を受けたことを説明し、今後の対応について意見を交わしました。

その上で、関係閣僚に対し、人の移動が多くなる年末年始の状況をしっかりと注視し、先手先手で対応するよう指示しました。

また、岸田総理大臣は専門家と会談し、年末年始にオミクロン株の感染が急拡大する事態を想定して自治体が柔軟に対応できるよう感染者の入院措置や濃厚接触者の扱いについて、あらかじめ国が方針を示すことなどを提案しました。

28日夕方、厚生労働省の専門家会合の脇田隆字座長と政府の分科会メンバーで川崎市健康安全研究所の岡部信彦所長が総理大臣官邸を訪れ、政府の分科会の尾身茂会長はリモートで、岸田総理大臣と会談しました。

この中で専門家からは、オミクロン株の重症化のリスクなどこれまでに分かっている知見について説明したうえで、今後の対応について、従来のウイルスと同様、感染者の重症度によって入院かどうかを判断し、濃厚接触者の自宅での健康観察も可能とするなど、年末年始に感染が急拡大した場合にも地域ごとに柔軟な対応ができるよう提案したということです。
会談のあと取材に応じた脇田座長は「岸田総理大臣から専門家の意見を聞きたいということだった。オミクロン株や水際対策などについて私たちの意見を伝え、総理からは『参考になった』という話しがあった」と話していました。