近江鉄道脱線“経験したことがない大雪が影響か”運輸安全委

27日、記録的な大雪となった滋賀県彦根市で試運転をしていた近江鉄道の列車の脱線について、国の運輸安全委員会は28日、現地に調査官を派遣し原因を調査しました。「経験したことがないほどの大雪が事故に影響した可能性がある」としています。

滋賀県内を走る近江鉄道では、27日午後、彦根市の彦根口駅の南側にある踏切で、2両編成の先頭車両が脱線しました。

列車は試運転中で、運転士などにけがはありませんでしたが、国の運輸安全委員会は原因を調べるため、28日調査官2人を現地に派遣しました。

彦根市では、27日朝までの24時間の降雪量が68センチと統計を取り始めてから最も多くなり、現場付近でも当時、60センチ以上の雪が積もっていたということです。

現場付近では28日も雪が残っていて、調査官は雪を取り除いたうえで、線路についた傷などの痕跡を探し、脱線の原因を調べていました。
運輸安全委員会の清水惇鉄道事故調査官は「きょうの調査でレールと踏切の舗装に脱線の痕跡があったことを確認した。経験したことがないほどの大雪が事故に影響した可能性があり、これから詳しく分析したい」と話していました。