愛知県「オミクロン株」新たに2人の感染確認 “市中感染”か

愛知県の大村知事は県内で新型コロナウイルスの変異ウイルス「オミクロン株」の感染者が新たに2人確認されたと発表しました。
ともに市中感染とみられるということで、大村知事は「年末年始の感染防止対策の徹底をお願いしたい」と呼びかけました。

愛知県の大村知事は、28日午後の会見で県内在住の20代の男性2人が、新型コロナの変異ウイルス「オミクロン株」に感染していることが確認されたと発表しました。

感染が確認された2人には、お互いの接点も海外渡航歴もなく、感染経路はわかっていないことから、市中感染したとみられるとしています。

愛知県では26日、初めてオミクロン株の感染者が確認されていて、県内の感染者はこれで4人になったほか、新たに2人に感染の疑いがあり、解析を進めているということです。

大村知事は「感染者数が1週間の平均で4、5人と落ち着いている中で、オミクロン株にどんどん置き換わっていることが大変危惧される。年末年始は感染防止対策の徹底をお願いしたい」と述べました。

オミクロン株をめぐり政府は、感染対策が特に必要な地域では希望すれば無料で検査を受けられるよう自治体に通知していて、愛知県では県内の薬局およそ170店舗で早ければ来月4日にも無料の検査を始められるよう準備を進めているということです。