新潟 傷害致死事件 地裁でやり直し 被告側の上告退ける 最高裁

3年前、新潟市で、同居していた男性をナイフで刺して死亡させたとして、傷害致死の罪に問われ、1審で無罪となったものの、2審で審理のやり直しを命じられた被告について、最高裁は、被告側の上告を退ける決定をしました。
再び、新潟地方裁判所で裁判員裁判が行われることになります。

新潟市の伊藤寿哉被告(44)は、平成30年、市内のマンションで、同居していた男性の右腕をナイフで2回刺して死亡させたとして、傷害致死の罪に問われ、無罪を主張しています。

1審で、検察は懲役10年を求刑しましたが、新潟地方裁判所は、「被告が刺したとするには不自然な点や不可解な点が多く、事故の可能性も否定できない」として、無罪を言い渡しました。

しかし、2審の東京高等裁判所がことし7月、「1審の判決は仮定に仮定を重ねている。検察が示した状況証拠が十分に検討されていない」と指摘して、1審の無罪判決を取り消し、審理のやり直しを命じたため、被告側が上告していました。

これについて最高裁判所の第2小法廷の菅野博之裁判長は、28日までに上告を退ける決定をし、今後、新潟地裁で、再び裁判員裁判が行われることになります。