モーリシャス重油流出事故 座礁の貨物船の船長ら2人に禁錮刑

インド洋の島国モーリシャスの沖合で、去年、商船三井がチャーターした貨物船が座礁し、大量の重油が流出した事故で、地元の裁判所は、インド人の船長ら2人に対して、航行の安全を脅かしたとして、禁錮1年8か月の判決を言い渡しました。

去年7月、岡山県の長鋪汽船が所有し商船三井がチャーターした貨物船「WAKASHIO」が、モーリシャスの沖合で座礁し、燃料の重油およそ1000トンが海に流出しました。

事故を受けて逮捕された、貨物船のインド人船長ら2人に対する裁判が続いていましたが、地元の裁判所は27日、航行の安全を脅かしたとして、それぞれ禁錮1年8か月の判決を言い渡しました。

現地からの報道によりますと、裁判の中で、船長ら2人は罪を認めて謝罪したほか、事故当時、船内では乗組員の誕生パーティーが開かれていて、船長は酒を飲んでいたことが明らかになったとしています。

また船長は、携帯電話の電波を捉えるために船が島に近づくのを認めたことも分かったということです。

モーリシャスでは、重油の流出で環境が汚染され、漁業などに大きな被害が出ました。

政府によりますと、これまでに重油の除去は終わった一方、生態系への影響をめぐって調査が続けられているということです。