入管施設でのスリランカ人女性死亡 映像を参議院でも開示

入管施設に収容されていたスリランカ人女性が死亡した問題をめぐり、先週の衆議院に続いて、27日、参議院でも法務委員会の理事らに、女性の施設内での様子を映した映像が開示されました。

名古屋出入国在留管理局に収容されていたスリランカ人女性、ウィシュマ・サンダマリさんが死亡した問題では、先週、衆議院法務委員会の理事らに女性の施設内での様子を映した映像が開示されたのに続き、27日は参議院法務委員会の理事らにも映像が開示されました。

映像は衆議院で開示されたものと同じ、女性が亡くなる直前の2週間の様子を、就寝時間などを除いて、およそ6時間30分に編集したもので、映像を見る議員らは、メモを取ることは認められたものの、録音や録画は禁止されました。

このあとの理事懇談会では、出入国在留管理庁に対して質疑が行われました。

矢倉委員長は記者団に対し、入管施設の在り方について今後議論を検討する考えを明らかにしました。

自民 清水氏「職員が丁寧に対応」

参議院法務委員会の理事を務める自民党の清水真人氏は「出入国在留管理庁の最終報告との違いがあるかを注意して見たが、細かい差異はあるものの、大きなそごはなかったという認識で、入管施設の職員が丁寧に対応していたのが印象に残った。今後、この問題の委員会での取り扱いについては与野党で協議していくことになる」と述べました。

立民 有田氏「人間の尊厳を無視」

参議院法務委員会で野党側の筆頭理事を務める、立憲民主党の有田芳生氏は「人間の尊厳を無視するビデオで、今回の状況は『緩慢な殺人事件だ』と指摘されてもしかたがないと感じた。出入国在留管理庁の最終報告とビデオとでいろんなところにそごがあり、集中審議を求めていきたい。施設職員の日誌も国会の求めがあれば公開を検討するとのことだったので、今後、検証が必要だ」と述べました。