富山県 県内で初めてオミクロン株感染確認 20代の女性

富山県は27日、県内に住む20代の女性が新型コロナウイルスの変異ウイルス「オミクロン株」に感染していることが初めて確認されたと発表しました。

新田知事は27日夕方、臨時の会見を開き、県内に住む20代の女性が「オミクロン株」に感染していることが確認されたと発表しました。

県内で「オミクロン株」の感染が確認されたのは初めてです。

女性はすでに県内の医療機関に入院していて、せきなどの症状があるものの軽症だということです。

海外への渡航歴はありませんが「オミクロン株」の市中感染が確認された県外の地域に滞在歴があるということです。

県は9人を女性の濃厚接触者に特定してPCR検査をした結果、滞在先に同行していた県外在住の1人のオミクロン株への感染が確認されました。そのほかの人は陰性だったということです。

これを受けて新田知事は、県内でも市中感染の可能性が否定できないとして、不安を感じている無症状の県民に対して無料でPCR検査などを受けられる対策を始めると発表しました。

期間は今月28日から来月31日までで、県の登録を受けた薬局や民間検査機関などでPCR検査や抗原検査が受けられるとしています。

また年末年始は忘年会や新年会、正月行事などでふだん会わない人と接する機会が増えることから、知事はマスクの着用や消毒など基本的な感染予防対策を改めて徹底するよう呼びかけています。