北海道唯一のSL観光列車「SL冬の湿原号」新客車公開

改修が進められていた北海道で唯一のSL観光列車「SL冬の湿原号」の新たな客車が報道関係者に公開されました。

「SL冬の湿原号」は、冬の期間に限って2000年からJR釧網線で運行されている道内唯一のSL観光列車です。

しかし老朽化が進んでいることから、JR北海道が5両の客車の大幅な改修を進めていました。

27日は、改修を済ませた2両のうち1両の内部が報道関係者に公開されました。

新たな客車は「たんちょうカー」と名付られ、これまでの4人掛けのボックス席を2人掛けのカウンター席に変えて、車窓に広がる釧路湿原の景色をより満喫できるように工夫されています。

また、レトロな雰囲気を楽しんでもらおうと、座席には落ち着いたえんじ色の生地が使われています。

JRによりますと、改修された2両は来月22日から実際の運行で使われ、残る3両は今年度の運行を終えたあと、改修に取りかかることにしています。

JR北海道は、厳しい経営が続いているものの、SL冬の湿原号は幅広い人気を博していることから、総額4億円以上かけて改修に踏み切りました。

JR北海道車両部の勝木修平主席は「観光需要の回復のためにできることは限られているが、その範囲でお客さんに楽しんでもらえる車両を、これからも作っていきたい」と話していました。