大手銀行 DX人材育成を強化 取引先支援や新サービス開発へ

大手銀行が、DX=デジタル変革に対応しようと、社内の人材育成の強化に相次いで乗り出しています。取引先の企業が行うDXの取り組みの支援や、新たなサービスの開発につなげたいねらいがあります。

このうち、三井住友フィナンシャルグループは、グループの従業員およそ5万人を対象に「デジタル変革プログラム」と名付けたオンラインの研修を導入しました。

DXの考え方や顧客のニーズの変化などを学ぶ動画を30本以上用意し、ことし3月の開始から先月末までに、およそ2万人が受講を完了したということです。

また、システム担当が社内放送で顧客のDX化支援の事例を紹介するプログラムや、スマートフォンのアプリを使った学習など、さまざまな手段を組み合わせて学習の機会を提供しています。

三井住友フィナンシャルグループシステム企画部の普照伶部長代理は「お客様にDX化の支援ができるようになったり、デジタルを活用して新しい商品を作り出したりするなど、新たな第一歩にしたい」と話しています。

大手銀行の間では三菱UFJ銀行も、およそ3万人の従業員を対象にオンライン研修を導入したほか、高度な専門スキルを学ぶ研修制度も整えていて、デジタル人材をめぐる争奪戦が激しくなる中、社内で人材を育成しようという動きが相次いでいます。