奈良県内初のオミクロン株感染確認 米から帰国の女性

奈良県は、今月19日に羽田空港に到着し、アメリカに滞在歴がある県内の20代の女性が、新型コロナの新たな変異ウイルス「オミクロン株」への感染が確認されたと発表しました。

奈良県内でのオミクロン株への感染確認は初めてで、県は「市中感染の可能性は低い」としています。

奈良県は26日、会見を開き、アメリカに滞在歴のある県内の20代の女性が、新型コロナの変異ウイルス「オミクロン株」に感染していることが新たに確認されたと発表しました。

女性は今月19日、アメリカから帰国した際、羽田空港の検疫検査で陰性だったため、都内で1泊したあと、所属している団体のバスで奈良県の自宅に移動しました。

その後、帰国時に搭乗した飛行機に「オミクロン株」への感染が確認された人がいたことから、濃厚接触者に当たると連絡を受けました。

女性は県の指示に従い、県内の宿泊療養施設に待機していましたが、今月22日、発熱があったため県内の医療機関に入院し、詳しい検査を受けたところ、オミクロン株への感染が確認されたということです。

女性は現在は熱は下がり、無症状だということです。

県内で「オミクロン株」への感染が確認されたのは初めてで、県は「市中感染の可能性は低い」としています。