愛知県 オミクロン株感染2人確認 県内初「市中感染」か

愛知県は県内で初めて新型コロナの変異ウイルス、「オミクロン株」への感染が確認されたと発表しました。

感染が確認されたのは40代と10代の親子で、いずれも海外への渡航歴はなく、県は市中感染とみられるとしています。

愛知県は26日夕方、会見を開き、40代と10代の親子が県内で初めて、新型コロナの変異ウイルス、「オミクロン株」に感染していることが確認されたと発表しました。

2人は24日、新型コロナへの感染が確認され、県の衛生研究所で解析を進めたところ、26日、オミクロン株であることが分かったということです。

いずれも症状は軽く、現在、入院しているということです。

県によりますと、2人とも海外への渡航歴はなく、感染経路も分かっていないことから、市中感染とみられるということです。

濃厚接触者は今のところ2人の家族だけで、最近の行動では職場などで不特定多数の人に接触はしていないということです。

一方、愛知県内では2人のほかに、オミクロン株に感染している疑いがある人が5人いて、県が詳しい検査を行っているということです。

愛知県の大村知事は「オミクロン株は感染力が強く、重大な脅威だと考えています。年末年始、人が動く時期でもありますが、感染防止対策の徹底を、引き続きよろしくお願いしたい」と呼びかけています。