政府 オミクロン株に警戒強める 福岡県内でも市中感染確認

福岡県内でも25日、新たにオミクロン株の市中感染が確認されました。
政府は感染拡大につながれば、短期間に患者が増える可能性もあることから警戒を強めていて、自治体とも連携して検査体制の拡充と合わせて病床の確保などを進めることにしています。

新型コロナの新たな変異ウイルス、オミクロン株の市中感染は、大阪、京都、東京のほか、福岡でも25日に確認され、京都と大阪では新たな市中感染も確認されました。
福岡で感染が確認された20代の男性は、発症する4日前から2日前まで大阪や京都を訪れていたということで、福岡県が関連があるかどうか調べています。
一方、大阪、京都に続いて東京でも、25日から症状がない人も希望すれば無料で受けられる検査が始まりました。

政府は、福岡でのオミクロン株の市中感染に加え、新型コロナウイルスの新規感染者の数が1週間平均で比較すると増加傾向にあるとして、感染が広がりやすい年末年始を前に警戒を強めています。

また、オミクロン株の感染拡大につながれば、短期間に患者が増える可能性もあることから、自治体とも連携して、検査体制の拡充と合わせて病床の確保などを進めるとともに基本的な感染対策の徹底を呼びかけています。