ベトナム 初の国産EV 引き渡し始まる 海外市場での受注計画も

EV=電気自動車へのシフトが世界的に進む中、東南アジアのベトナムでも現地メーカーが国産のEVの生産に乗り出し、購入した人への引き渡しが始まりました。このメーカーは海外でも受注を始める計画で、EVへのシフトに合わせて自動車産業の拡大を目指す動きが新興国の間で広がっています。

ベトナムの大手複合企業が設立した自動車メーカー「ビンファスト」は、初の国産EVの生産に乗り出し、25日から購入した人への引き渡しを始めました。

EVは北部ハイフォンにある工場で組み立てたSUV=多目的スポーツ車で、1回の充電でおよそ285キロを走ることができるということです。

販売価格は6億9000万ドン(日本円にしておよそ340万円)で、引き渡しを受けた人たちは早速乗り心地を確認していました。

購入した40代の女性は「EVを運転するのは初めてでうれしいです。環境に優しい取り組みをしているビンファストを誇りに思います」と話していました。
ビンファストは先月、アメリカで開かれたモーターショーでも新型EVを発表していて、来年にもアメリカなど海外市場で受注を始める計画です。

EVをめぐっては中国やヨーロッパが普及を加速させていますが、新興国の間でもインドネシアやタイが関連産業の誘致を行うなど、EVへのシフトに合わせて自動車産業の拡大を目指す動きが広がっています。