オミクロン株 濃厚接触者 大学入試は“追試で対応を” 文科省

「オミクロン株」の感染者の濃厚接触者は宿泊施設での14日間の待機が求められていることを受け、文部科学省は要件を満たした濃厚接触者に認めてきた別室での受験を、オミクロオン株の場合は認めないとするガイドラインをまとめました。各大学には追試での対応を求めています。

オミクロン株をめぐっては大阪、京都に続いて、東京でも市中感染が確認され、国はオミクロン株に感染した人の濃厚接触者に対し宿泊施設での14日間の待機を要請しています。

これを受けて文部科学省は来月から本格的に始まる大学入試を前に、濃厚接触者の受験に関するガイドラインを改訂しました。

これまでは無症状の濃厚接触者に対して
▽自治体のPCR検査などで陰性が証明され
▽受験当日も無症状で
▽公共交通機関の利用を避けて来場できる場合
別室での受験が可能とされていました。

今回の改訂では14日間待機の方針を受け、試験の当日にオミクロン株に感染した人の濃厚接触者に該当する場合は受験を認めないことを要件に加えました。

そのうえで感染対策を徹底し受験生が不利益を被らないよう追試験や振り替え受験で各大学に対応するよう求めています。

文部科学省では改訂したガイドラインを大学などに24日、通知しました。