期限切れワクチンを約1000人に誤って接種 仙台市の医療機関

仙台市は、市内の医療機関が新型コロナウイルスのワクチンの保管期限を勘違いし、期限が切れたワクチンを1000人近くに誤って接種したと発表しました。これまでのところ、健康被害は確認されていないということです。

仙台市によりますと、ことし7月から11月にかけて、仙台市内の医療機関で、保管期限を過ぎた新型コロナワクチンを誤って978人に接種しました。

今月、この医療機関で3回目の接種に向けてワクチンの保管ルールを確認したところ、保管期限を誤って認識していたことが分かりました。

ファイザー社のワクチンの保管期限は、冷凍庫で2週間、冷蔵庫では1か月間ですが、この医療機関では、冷凍庫で1か月間保管できると勘違いしていたということです。

これまでのところ、健康被害は確認されていませんが、市は健康観察を続けるとしています。

仙台市は「関係する人たちにおわびします。市内の医療機関に、ワクチンをしっかり管理するよう徹底させていきます」と話しています。