台湾 半導体産業支える高度な人材育成へ 大学院開設

台湾当局は、半導体産業での優位を保つため、高度な人材を多数育成する「半導体学院」とも呼ばれる大学院の設置を進めていて、24日、蔡英文総統も出席して新しい大学院の開設を祝う式典が行われました。

台湾の半導体産業は現在、世界的に優位に立っていますが、先端の研究開発を支える高度な人材の不足が課題となっています。

このため、当局はトップレベルの大学4校に産官共同で「半導体学院」とも呼ばれる大学院の設置を進めています。

24日は、このうちの1つの台湾大学で、TSMCなども資金を拠出する新しい大学院の名前を刻んだプレートの除幕式が行われました。

式には蔡英文総統も出席し「台湾の半導体技術は世界トップで、完全なサプライチェーンを構築しているが、発展の歩みを止めるわけにはいかない。半導体学院を設立し、人材の育成を加速することが、今のわれわれにとって最も重要な鍵となる」と述べました。

台湾大学の新しい大学院は、修士課程が来年2月、博士課程が来年9月に開講し、10年間でおよそ1000人の人材を育成する計画です。

中国の圧力を受ける台湾は、半導体などみずからの戦略的価値を高めることによって、国際社会からの支持を得ようとしています。