日本製鉄 特許侵害で三井物産に損害賠償など求める訴え

鉄鋼大手の日本製鉄は、車のモーターに使われる鉄鋼製品について自社の特許を侵害されたとして、大手商社の三井物産に対し、損害賠償などを求める訴えを起こしました。

関係者によりますと、日本製鉄はEV=電気自動車やハイブリッド車などのモーターに使われる電磁鋼板と呼ばれる鉄鋼製品について自社の特許を侵害されたとして、大手商社の三井物産に対し、損害賠償などを求める訴えを今月、東京地方裁判所に起こしました。

同じ鉄鋼製品をめぐって、日本製鉄はことし10月、中国の鉄鋼大手、宝山鋼鉄とトヨタ自動車に対し、特許を侵害されたとしてそれぞれおよそ200億円の損害賠償などを求める訴えを起こしています。

日本製鉄は、宝山鋼鉄とトヨタの間の取り引きに三井物産が関わっていると判断し、提訴に踏み切ったとみられます。

電磁鋼板の特許侵害をめぐる裁判は、取り引きを仲介する商社にも広がった形で、日本製鉄の知的財産の保護を重視する姿勢が一段と鮮明になっています。

日本製鉄と三井物産は「訴訟については、コメントは差し控える」としています。