米トランプ氏 文書開示拒否で連邦最高裁に上訴 議会乱入事件で

アメリカでことし1月に起きた連邦議会への乱入事件をめぐり、調査にあたっている議会の特別委員会がホワイトハウスに当時のトランプ大統領の通信記録などを開示するよう求めていることについて、トランプ氏は「当時の大統領の権限によって情報の秘密は守られる」などとして、開示を認めないよう連邦最高裁判所に上訴しました。

アメリカではことし1月、大統領選挙の結果に不満を持つ、当時のトランプ大統領の支持者らが連邦議会議事堂に乱入し、警察官を含む5人が死亡しました。

事件の直前にはトランプ氏が支持者に対し、議会に向かい抗議するよう呼びかけていたことなどから、事件を調査している議会下院の特別委員会は、ホワイトハウスに対して当時の大統領の通信記録やメモなどを開示するよう求めていて、バイデン大統領も開示する姿勢を示しています。

これについてトランプ氏は「当時の大統領の権限によって情報の秘密は守られる」などとして、開示を認めないよう裁判所に訴え、1審と2審で退けられたことから23日、連邦最高裁判所に上訴しました。

トランプ氏は今月行われた保守系メディアのインタビューの中で「1月に起きたことは、去年11月の大統領選挙での不正に対する抗議活動にすぎない」と述べ、乱入事件ではなく選挙結果に対する抗議活動だと主張しました。