「大雨の重みで地盤がひずむ」人工衛星のデータから解析 北大

大量の雨が降ると重みで地盤が一時的にわずかにひずむことを、人工衛星のデータから解析することができたと、北海道大学の研究グループが発表しました。

北海道大学の日置幸介教授などの研究グループは、複数の人工衛星を組み合わせた測位システムのデータを新しい手法を使って解析し、地表の高さの変化を調べました。

調べた対象は西日本の各地にある国土地理院の基準点およそ600か所で、大雨が降った日のデータを解析すると、雨量が多くなるほどわずかに地表が下がる傾向が確認できたということです。

雨がやむと1日程度で戻っていたということで、研究グループでは雨の重みによって周辺の地盤が一時的にひずむことがわかったとしています。

去年7月に日本の各地に被害をもたらした大雨の時には、九州や四国、中国地方など、雨が降った地域の基準点で沈む傾向が確認され、この地域の平均では最大でおよそ1センチ沈んでいたということです。

日置教授は「地球の表層部は岩石で覆われて硬いと思われているが、大雨によってものすごい重さがかかると、わずかながらひずむことがわかった」と話していました。