オミクロン株 大阪府で確認 「市中感染」か 3人とは接点なし

大阪府の吉村知事は記者団に対し「オミクロン株」に市中感染したとみられる府内在住の感染者が、新たに1人確認されたことを明らかにしました。

大阪府によりますと、市中感染したとみられるのは10歳未満の小学生の男子児童で、12月17日に発熱などの症状が出て、詳しく検査したところ、新型コロナの新たな変異ウイルス「オミクロン株」に感染していることが確認されました。

児童に海外への渡航歴やほかの感染者とのつながりはなく、感染経路はわかっていないということです。

これとは別に大阪府内では、22日、家族3人が「オミクロン株」に市中感染したとみられることが初めて確認されていて、児童はこの家族との接点もないということです。

大阪府は「オミクロン株」の感染が広がる可能性が高いとして、症状がなくても感染への不安を感じる府民を対象に無料で検査を受けられる検査場を、24日から100か所以上設けるとしています。

吉村知事は「市中においての感染はすでに広がりつつあると思っており、広く検査を受けられるようにしたい。感染は拡大する、リスクがあるという前提で対応していく」と述べました。