横浜市 来年の成人式開催へ 検査キット無料配布など対策し

全国の市区町村で新成人の数が最も多い横浜市は、来年の成人式について、新型コロナのワクチンを接種していない人を対象に抗原検査キットを無料で配るなどの対策を取ったうえで、予定どおり開催することを決めました。

全国で最も多い新成人が誕生する横浜市は、毎年、2回に分けて式典を開催していましたが、ことし1月には感染対策として会場を2つに分け、合わせて8回、開催しました。

横浜市の山中竹春市長は、23日の会見で、およそ3万6000人の新成人が誕生する来年1月10日の成人の日の式典について、住んでいる地域ごとに4回に分けて開催すると発表しました。

会場で検温や消毒などの対策をとるほか、新型コロナのワクチンを接種していない人のうち希望する人には、抗原検査キットを無料で配り、式典前に陰性を確認するよう呼びかけているということです。

山中市長は、「新成人が安心して参加してもらえることを基本により慎重な対策を考えた。大人になった自覚と自身の行動への責任を意識して式典に参加してもらいたい」と話しています。