大阪国際女子マラソン 2大会ぶり公道開催へ 沿道も自粛求めず

1月に行われる大阪国際女子マラソンについて、日本陸上競技連盟などは、新型コロナウイルスの感染対策で長居公園内を周回した、ことしのコースから、2大会ぶりに公道に戻して開催すると発表しました。

大阪国際女子マラソンは、毎年1月に行われる女子の主要レースの1つで、2024年のパリオリンピックの代表選考レース、MGC=マラソン・グランド・チャンピオンシップの出場権をかけた大会の1つです。

23日は、日本陸連などが記者会見し、新型コロナウイルスの感染対策で大阪 東住吉区の長居公園内を周回した、ことしのコースから、2大会ぶりに「ヤンマースタジアム長居」をスタートとフィニッシュとする公道に戻して開催すると発表しました。

そのうえで、現在の感染状況やワクチンの接種状況などを踏まえて「ヤンマースタジアム長居」に観客を入れる方針を示しました。

また、沿道についても、距離をとったうえで拍手などでの応援を呼びかける一方で、自粛は求めないことを明らかにしました。

大阪陸上競技協会の竹内章専務理事は「選手にとって、沿道の応援の後押しは非常に大きい。今後の感染状況次第でどうなるかわからないが、現時点では有観客の判断をした」と説明しました。

大会は1月30日に行われ、国内トップ選手の1人で、2大会ぶりの優勝を目指す地元大阪出身の松田瑞生選手などが出場する予定です。